今回の展示は、「誓子と戦争」です。

結核の療養のため、戦中を含む十二年間を伊勢
湾岸の地で過ごした誓子は、結果的に戦時下を
疎開のような形で過ごしました。しかし当時す
でに俳人として著名であった誓子が、新聞社や
出版社などに寄せた当時の執筆物には、戦争の
影響が色濃く反映されています。また同時に、
自身と向き合う療養生活において詠まれた句に
は、小さな生き物など自然の姿に澄んだ眼差し
を注いでいる様子も伺えます。

今回の展示では、日中戦争前から第二次世界対
戦後に至る時期に焦点を当て、第二句集『黄
旗』から第五句集『激浪』までの収録句および
誓子の随筆、俳句誌などの関連資料から、戦時
下における誓子の創作をたどります。

 

 

開催概要

場所

神戸大学 百年記念館 展示ホール [六甲台第2キャンパス No.102]

期間

令和7年9月8日(月) ～ 10月17日(金)

時間

午前10時～午後4時（期間中の平日）※ただし10月11日（土）は開館

主催

国立大学法人神戸大学

大发dafa888_dafabet888官网先

神戸大学研究推進部研究推進課研究推進グループ
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
電話: 078-803-5393
メール：ksui-yamaguchi_seishi[at]office.kobe-u.ac.jp
（メール送信時は[at]を@にご変更ください）

※開催状況等に変更がある場合は随時こちらでご案内いたします。
　ご来館前に、最新情報のご確認をお願いいたします。

期間中の催し

期間中下記の通り催しを行います。

【第36回山口誓子学術振興基金公開講演会】

• 開催日時：令和7年10月11日（土）14:30～16:00
• 講　　師：青木　亮人氏（愛媛大学教育学部 教授）
• 演　　題：「俳句、映画、写真の邂逅―誓子「汽罐車」連作の凄みを探る―」
• 定　　員：200名（要事前申し込み）
• 開催方法： （1）会場対面 及び（2）後日収録配信
• 申込方法： 
  • （1）会場対面での参加をご希望の方は、往復はがきもしくはメールにて、①氏名②ご住所③電話番号　をご記載の上、参加をお申し込みください。受付が完了いたしましたら、当日の参加証をお送りさせていただきます。　
  • （2）後日収録配信については、追って公開をお知らせさせていただきます。

関連情報

山口誓子記念館／誓子?波津女俳句俳諧文庫
 

9月8日（月）から10月17日（金）まで、下記のとおり開場?開館しています。

• 展示ホールは平日毎日開場（10月11日（土）は講演会開催のため開場）
• 山口誓子記念館は火?木曜日開館（会期中は事前予約によりその他平日もご見学いただけます。お気軽にお問合せください。）
• 誓子?波津女俳句俳諧文庫は月?火?木曜日開館いたします。
  併せてご見学ください。開館時間: 午前10時～午後4時

(研究推進部研究推進課)